牛首紬の魅力

牛首紬の魅力

 

 

牛首紬とは石川県白山市白峰地区で生産される紬織物です。
釘が抜けるほど丈夫と言われていることから、釘抜紬ともいわれています。

 

牛首紬の魅力

 

牛首紬の歴史

 

白峰が昔は牛首村と呼ばれていたことから、ここで生産される紬を牛首紬といいます。

 

牛首紬の特徴は、玉繭を使うことです。

 

玉繭とは、一つの繭の中にふたつの蚕が入っていて、この二匹によってつくられる繭のことです。
繭全体の2~3%が玉繭と言われています。
この玉繭は糸が二本ありますので、糸を作るのが難しいそうです。
二本の糸が絡まってきれいな糸を作れないので、通常は玉繭は捨ててしまうということです。
牛首紬はこの玉繭から糸を引き出す技術を伝承しています。

 

糸が二本ありますので、弾力性や伸縮性には優れています。
また糸の途中に絡み合った部分があり、これも牛首紬の風合いの特徴になっています。

 

牛首紬の魅力

 

 

牛首紬の工程

 

@ 製糸
まずは玉繭から糸を引き出すのべびき作業があります。
熟練した職人の感と経験が頼りとなる作業です。

 

A 撚糸
引き出した糸をひねりにかけます。
のべびきした糸を一度も乾燥させることのないままひねりをかけます。
乾燥する前にひねりにかけることが良い糸づくりにとっての理想です。

 

B 精錬
糸についている汚れや不要物を取り除きます。
この工程を経て、絹本来のもつ白く輝く糸になります。

 

C 糸はたき
精錬が終わった糸を強くしゃくり、蚕の糸質であるパーマネント状のうねりを取り戻し
空気を大きく含んだ生きた糸を作り上げます。

 

D 糸染め
もともとは植物染料による草木染めを中心に染色されてきました。
堅牢度の悪さが常に問題となり、近年では一部を除いて、退色を防ぐために化学染料も使用しています。

 

E 製経
牛首紬の経糸は1100~1200本使用しています。この作業により必要な本数と長さを準備します。

 

F はたおり
ひきびを使用して織り上げます。経糸を上下に開口し、緯糸の入ったひを左右に飛ばして
おさによって打ち込んでいく作業の繰り返しです。一瞬のリズムがぴったりあって、初めて良い
牛首紬がおりあがります。

 

 

 

まとめ

 

牛首紬の歴史と工程について調べてきました。牛首紬は本来であれば、捨ててしまう玉繭から
職人さんの熟練した感と技で糸を引き出して、糸を作り上げていくのですね。
糸が二本入っているので、弾力性や伸張性に富んだ、とても丈夫な生地が出来上がるということです。
オンラインショップでは牛首紬の財布や和装小物などが販売されていました。
シンプルで可愛いお財布でした。

 

牛首紬の魅力

 

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